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Channel: オーディオ四苦八苦~蜃気楼の果てに
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2016年最後のSUNSET

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今年の、私的オーディオトピックスは、
 ・電流駆動ヘッドフォンアンプ
 ・TDA1543 トランジスタIVをじんそんさん基板に搭載していただいたこと
でしょうか。
来年もゆっくりとオーディオを楽しみたいと思います。
皆さん、良いお年をお迎え下さい。


明けましておめでとうございます

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明けましておめでとうございます。
利根川での初日の出です。
本年も宜しくお願い致します。
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60,000アクセス達成! 

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60,000アクセス達成です。
これまでご訪問いただいた皆様、誠にありがとうございます。
余りにも怠慢なブログ・・・これを機に投稿数を増やしていきたいと思います。
引き続き、よろしくお願い致します。

TDA1545A

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以前より是非聴いてみたいと思っていたNOS DACに「TDA545A」があります。
先日、たくぼんさんからご自身で設計された基板を提供いただきましたので、ようやくその音を聴くことが出来るようになりました。

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TDA1545Aは、CMOSプロセスのICで、TDA1541/1543とは内部回路構成が全く異なります。それが、音の違いにも現れているようです。先ずは抵抗IVで音出し。次に、トランジスタIVを組んでみようと思っています。
楽しみです。

TDA1545A 抵抗IV編

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まずデータシートを確認します。

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R3、R4の値により、DACフルスケール電流値が決定されます。
標準的な上図の設定では、IFS=1mA。
R3=R4=11k とすると、IFS=2mA となります。今回は、こちらで対応します。
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LR-DAC出力電圧には制約があります。
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VDD=5Vの場合、DAC出力の電圧は<2~4V>ということになります。
つまり、信号センター=3Vで、最大振幅=2Vp-pです。
IFS=2mAですから、最大振幅を得るための負荷抵抗値は、1kΩとなります。

DAC出力には、bias電流(ソース電流)が加算されています。標準値、IFS=1mAの場合は以下の通り。
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IFS=2mAになると、I biasも2倍になり、0.714x2=1.428mA
DAC出力電流は、シンク電流で<-2~0mA> 信号センターで、-1mAです。
従って、信号センターでは(1.428-1=0.428mA) が流出電流として出力されています。

以上を基に、実測も踏まえて決定したのが以下の回路です。
各pinの電圧が約3V、合成負荷抵抗は910Ωです。
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SA9023搭載のDDCとI2S接続して音出しです。
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続きます。

TDA1545A トランジスタIV編

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TDA1545A抵抗IVは、問題なく音出しが出来ました。電源部は未整備ですが、解像度の高さは確認出来ます。期待のできる音です。
抵抗IVは音出し確認のみとして、早速、本題のトランジスタIVを組んでみました。TDA1543と同じ考え方ですが、電位の関係からPNPトランジスタを使用します。

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いたってシンプルです。拙宅ではアンプ側にカップリングコンデンサがあるため出力のCは省略してあります。
音は、期待通り。音場が拡がり、それぞれの音粒が生き生きとしてきます。聴き疲れしません。
このあとは、回路の追い込み・水晶発振器のNDKへの置換え・電源の見直し、等々をしていきます。

TDA1545A トランジスタIV編 part2

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電源変動の影響を減らすのと、ケミコンを撤去するために、少し回路を改良しました。
 ・バイアス回路をダイオードに変更
 ・PNPトランジスタのエミッタ抵抗を定電流源に変更
回路図のFETは手持ちがないため、取りあえず抵抗2kで代用しています。
音質には、すっきり感がやや増したような気がしますが、大きい変化はありませんでした。
ケミコンを外せるので、こちらの回路を採用します。
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部品整理棚

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小さいパーツケースばかり増えて、何が何処にあるか探すのに苦労してしまうので、
こんなものを買いました。
色々とやりたいことも増えてきたので、このタイミングかなと。
さて、先ずは整理から!

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J-FET IV それは驚愕の世界だった!

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TDA1545AのトランジスタIVは、前回のダイオードによるバイアス回路の採用で、ケミコンレスを実現し、一応満足のいく結果が得られました。
さて、これで一段落かな、と思っていましたが、追試して頂いていたたくぼんさんから、「JFETでIV組めませんか?」との囁きが。あまり音は変わらないだろうなぁとは思いつつ、ブログネタにもなりそうなので、回路を考えてみました。それがこれです。
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 J-FETのゲートは、TDA1545Aの6pin/8pinとの電位合わせのため、PNP定電流回路のベースと共通にしました。基本的には、PNPトランジスタをPch J-FETに交換した、だけ、です。
深夜でしたので、いつものようにヘッドフォンで試聴。回路は簡単なので、音出しは一発OK!
・・・ ん???? 何だ何だ何だ~? しばし何が起きているのか認識できませんでした。
出てきた音は、つい先程まで聴いていた音とはまるで違うのです! 解像度・スピード感・音場の広がり・・・・ 淀みがありません。
音のステップアップという次元を越え、ワープが起こったような感覚です。
次々と聴き慣れた音源を聴きまくりましたが、間違いありません。変わってしまったのです・・・
早速、たくぼんさんにも回路を報告し追試していただきましたが、やはり同じ感想でした。
 たくぼんさんブログ、TDA1545A J−FET IV
理由は分かりませんが、やったことは、「J-FETでIVを組んだ」ということです。
この後まだやることがありそうです。
                                                 続く


J FET IVで至福のひと時

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J FET IVで、夜な夜な音楽を聴きまくっています。
youtubeのこんなライブ音源が、foober2000+wasapiで至福のひと時を与えてくれます。
J FET IV 最高です!

長谷川きよし - 「別れのサンバ」2012  


Fly Me to The Moon - Diana Panton

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おすすめの一曲
Diana Panton Fly Me to The Moon
しっとり歌い上げていますね~  うっとりしてしまいます
録音も素晴らしいです。 最近のyoutubeは、音のいい音源が多く嬉しい限りです。

TDA1543 J-FET IV 

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TDA1545Aで好結果だった、J-FET IV。 当然TDA1543でも効果がある筈。
ということで、TDA1545Aでの成果を踏まえ、トランジスタIVも同時に考えてみました。
以前のNPNではなく、PNPトランジスタを使用すると、図のようにシンプルになります。(もっと早く気づけば良かった!・・・) ダイオードバイアスでケミコンレスに、7pinに抵抗を入れることでオフセット電流も合わせ込みが出来たので1545Aよりもシンプルになりました。
同様に、Pch J-FETによるIVもシンプルに構成できました。
バイアスの関係で、ダイオードの数が違うだけです。この回路図を眺める限り、それほど音質に大きな差があるとは思えません。
が、しかし! です。全然違うのです。    
結果は、TDA1545Aと同様、驚愕ものでした。 注) あくまで個人の感想です(^_^;
回路も簡単です。ご興味のある方は、是非チャレンジしてみて下さい。
たくぼんさんが、追試して下さいました。 新大陸への誘い

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はたして「真空管IV」は実現可能か?

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TDA1543、1541AのIVを検討し始めた当初からの思いがありました。
 <真空管IVって出来ないのかな?>
今回のJ-FET IVで、その効果が確認できたので、改めて真空管IVについて考えてみました。
抵抗IV+真空管AMP、あるいはトランスIV+真空管IV、というものがあることは知っていました。
拙ブログでも以前、トランスIV+SRPPというタイプを検討したことがあります。
そこで、この基板が使えないか検討した結果、使える感触が掴めましたので、以下の回路で音出し実験を行いました。
グリッドを接地し、カソードにDAC電流を流し込むという回路です。カソード電圧は約2.8Vでした。
一発で音出し成功。予想通りというか、非常にクリアでFET IVに通ずるものを感じます。
私自身は、真空管回路については詳しくありませんので、たくぼんさんにも検討をお願いしました。
真空管IV、非常に可能性を感じさせる音がします。
抵抗負荷の簡単な回路も可能かと思いますので、これからが、楽しみです。
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          実験中
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TDA1543 J-FET IV  5Vバージョン

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TDA1543 J-FET IVの5Vバージョンです。
8V版に対して抵抗値が3本(R1、R2、R3)変更になるだけで、回路は同一です。
Vref抵抗は変更なし。
DDC、DAIとの電源共通化も可能になるかと思います。
出力レベルは小さいですが、音質はもちろんJ-FET IVの音です。
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TDA1545A JFET IV②  ALL FET バージョン  そして次は・・・

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TDA1545AのJFET IVに、少し進展がありましたのでアップします。
 ① 電流源にFETを採用 (Idssのバラツキがありソース抵抗の合わせ込み必要)
 ② Irefのダイオードによるバイアス (低インピーダンス化)
これにより、特に低域の解像度が上がった印象です。

*早速たくぼんさんが、追試して下さいました。新大陸への誘い


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さて、次はいよいよTDA1541Aです。
現在、検討中ですがいい感じです。さすが1541Aといったところか?  
回路は近日中に公開予定です。
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TDA1541A J-FET IV

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いよいよ、TDA1541Aの出番です。
J-FETは、Nch <2SK398>です。先日の写真の通り、QA550 I2S接続。
エージングも進み、音も安定してきました。
TDA1541Aの音を聴くときに何時も感じるのは、「風格」です。TDA1543も素晴らしいのですが、やはり格が違うな・・・と思ってしまいます。J-FET IVとの組み合わせで更にそれが際立ってきた感じです。
Nch J-FETは、Pchに比べ品種も多いので、色々と音の違いを楽しめるかと思います。
特に、OP-AMP IVを使ってる場合は、大きい変化を感じるのではないでしょうか。
是非、トライしてみて下さい。

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【調整方法】
 TDA1541Aとの接続点、AOR 25pinおよびAOL 6pinのDC電位が「0V」に出来る限り近くなるよう、
 それぞれのVR(500Ω)を調整します。できれば、多回転型がいいと思います。
 2SK369を使用しましたが、ゲート電位はおよそ、-0.2Vでした。
 調整しきれない場合は、VR抵抗値を1kΩにするか、R3/R6 15kΩを小さくしてみて下さい。
 不明点等ありましたら、ご質問下さい。
 また、出来ましたら追試結果をお知らせ頂けるとありがたいです。よろしくお願い致します。




IV回路 LPFについて

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公開している、IV回路ですがご覧の通り、出力にはLow Pass Filterは挿入していません。これは、LPFを入れると音質の劣化を感じるためです。あくまで、個人的見解ということでご理解下さい。
今回、聴感上気になるという方がいらっしゃいましたので、参考としてLPFの例をいくつか提示させて頂きたいと思います。シミュレーション結果のみ提示させて頂きます。あくまで、シミュレーションですので、もし実際に適用される場合は、ご自身にて定数検討をお願い致します。
検討は、1次のLPFと電流LPF、2つのタイプについて実施しました。

以下、結果です。ご参照下さい。

<シミュレーション回路図> 実際のシミュレーションは、AC電流源にてフィルタ部のみ実施しました。
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シミュレーション結果
 ① 1次LPF C3=1500pF
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 ② 電流LPF C01=2200pF L01=4.7mH C02=100pF
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 ③電流LPF C01=2700pF L01=12mH C02=1500pF
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オシロスコープのすすめ

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回路設計を行う場合、手計算・必要に応じてシミュレーションを行いますが、最終的に定数を決定するには、オシロでの波形観測は必須の作業となっています。
私が使用しているのは、秋月で6年前に購入した、「SDS 200A」 韓国製です。
波形はPCソフトで表示されます。
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しかし、先日SRPP IV回路を検討しているときに高電圧部を観測していたら、片チャンネルが壊れてしまいました(涙
よくよく見ると、MAX 42Vとの注意書きが! 真空管回路を見るには役不足だったようです。型が古く修理も出来そうにないので、さてどうしたものか?と考えているときに、じんそんさんが安価なオシロを紹介されているのが目にとまりました。
(写真はじんそんさんブログからお借りしました。ご本人の了解済み。)
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PCもいらず、オーディオの評価であれば十分かと思います。選択肢の一つに入れようかな~。
波形が観測できると、オーディオ機器製作の楽しみも一段と増すと思いますので、よろしかったら購入を考えてみてはいかがでしょうか?

参考ですが、以下の通販サイトで購入できます。
 amazon 2,590円
 秋月 3,780円    少々お高いですが、面実装部品装着済みです。
 ebay  約3,000円  専用アクリルケース付き。

TDA1543 J-FET IV Nchバージョン

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これまでのJ-FET IVは、Pchを適用してきましたが、またまた、たくぼんさんから「Nchで回路組めませんか?」とのお声が・・・  あっ! 出来ますね(^_^;
話しの流れが、TDA1545AのPNPトランジスタIVから始まり、J-FET Pch IVを考案しましたが、考えてみれば、元々トランジスタIVはNPN。それを、Nch J-FETに置き換えればいいわけです。
少し遠回りになりましたが、J-FET IV Nchバージョンを公開します。
今回は、手持ちの2SK398を使用しました。音は、紛れもなくFET IVです。
Nchは品種も多いので選択肢は増えると思います。往年の名石が復活するかも?

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ミニオフ会 TDA1543 J-FET IV DAC試聴

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昨日、休暇を取って知人でプロの録音エンジニア、MさんのスタジオでTDA1543 J-FET IV DACをネタに、ミニオフ会を行いました。オーディオ仲間のTさんも参加されました。
再生機材は、Mさんが普段仕事でお使いになっているものをセッティングして頂きました。
    NOS-DAC wolfson 「WM8742」
    デジタルアンプ内蔵
    バイアンプ駆動
    DSPによるタイムアライメント処理
    (こちらは、市販のDACとも組合わせ)
プロが選ぶだけあって、小型ですが素晴らしい音です。
さて、DACの音質比較ですが、全員一致で「TDA1543 J-FET IV DAC」の圧勝 v(^_^
Mさんのお言葉を要約すると、
「音の明瞭度・広がり・定位が素晴らしい。特に従来DACで気になっていたピアノの一音一音にまとわりつくモワモワ感がないところがいい。」
とのことでした。プロの方にお褒めの言葉を頂くと嬉しいですね。

この後は、Mさんのスタジオを後にして、Tさんのお宅を訪問しました。
Mさんは、ONKYO GS-1 ユーザです。
お使いの真空管アンプは、こちらこちらの組み合わせで、KRに関しては音質面から別にマルコーニを見つけて差し替えているそうです。
 <Tさんリスニングルーム>
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真空管アンプの前に、ポツンと置かれた小さいケースがTDA1543 J-FET IV DAC。
J-FET IVの良さを十分堪能出来る音を聴かせていただきました。
GS-1、欲しいな~ (^_^;
久しぶりのミニオフ会、充実した一日でした。

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